クライスラーグループが、2012年のデトロイトモーターショー12で初公開したダッジブランドの小型セダン、『ダート』。このアルファロメオ『ジュリエッタ』と車台を共用するダートが、ATを韓国ヒュンダイモーターから調達する可能性が出てきた。
これは18日、米国の自動車メディア、『CAR AND DRIVER』が報じたもの。同メディアの取材に応じたヒュンダイモーターアメリカのジョン・クラフシックCEOは、「ヒュンダイがクライスラーグループへ、ダッジダート用の6速ATを納入することになる」と認めたという。
ここで思い出されるのは2002年、ダイムラークライスラー(当時)、ヒュンダイ、三菱自動車の3社が米国に設立したエンジン製造の合弁会社、グローバル・エンジン・マニュファクチャリング・アライアンス(GEMA)。GEMAでは、「ワールドエンジン」と称される4気筒ガソリンエンジンを生産していた。
しかし、この合弁は2009年9月、解消。クライスラーグループとヒュンダイは今回、「トランスミッションの供給という形でGEMAのような合弁事業を復活させる可能性がある」と、同メディアはレポートしている。