【ニューヨークモーターショー12】日産EV戦略の「未来予想図」、ゴーン社長が披露

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インフィニティのEVセダンコンセプト、LEを披露する日産自動車のカルロス・ゴーン社長兼CEO(ニューヨークモーターショー12)
インフィニティのEVセダンコンセプト、LEを披露する日産自動車のカルロス・ゴーン社長兼CEO(ニューヨークモーターショー12) 全 4 枚 拡大写真

米国で4日、開幕したニューヨークモーターショー12。同ショー恒例の基調講演には、今年は日産自動車のカルロス・ゴーン社長兼CEOが登壇し、同社のEV戦略について語った。

ゴーン社長がまず触れたのが、日産自動車が2010年末、日米市場へ満を持して投入した新型EV、『リーフ』だ。ゴーン社長によると、リーフの累計世界販売は2万7000台を突破。そのクオリティについてゴーン社長は、「品質に関する問題は全く起きていない」と、胸を張った。

さらにゴーン社長は、「2016年までに日産は、全世界で150万台のEVを販売するようになるだろう」と述べ、EV分野のリーディングカンパニーとしての存在感をアピール。「2020年にはEVの市場シェアが10%に拡大する」との持論を元に、日産の中期的なEV未来予想図を披露した。

その一例が、日産自動車の海外向け高級車ブランド、インフィニティが今回のニューヨークモーターショー12で初公開したEVセダンコンセプトカー、『LE』。同車は2年以内の量産化が決定しており、インフィニティブランド初の市販EVとなる。日産はこれ以外にも、商用車を含めて、EVのラインナップを強化していく方針だ。

《森脇稔》

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