トヨタ自動車が発表した2012年3月期の単独決算は、営業損益が4398億円の赤字となった。前年同期の4809億円より小幅改善した。2013年3月期は大幅改善するものの、依然として営業赤字となる見通し。
売上高は8兆2411億円とほぼ横ばいだった。トヨタ車、レクサス車の国内小売台数は同0.4%増の141万3000台とほぼ横ばいで輸出台数は同1.6%減の167万台と微減だった。
経常利益は230億円と黒字転換した。前年同期は470億円の赤字だった。当期純利益は原価低減効果で1300億円、営業面の努力で1100億円などの増益効果があったものの、為替差損2600億円などの減益が影響して同32.1%減の358億円だった。
今期の業績見通しは売上高が9兆5000億円と増収を予想。営業損益は700億円の赤字と今期も赤字予想。経常利益は4400億円、最終利益が3600億円となる見込み。