三菱重工、カナダ・マニトバ州で電気バス走行試験を開始

自動車 ビジネス 企業動向
三菱重工業のリチウムイオン二次電池パックを搭載した電気バス
三菱重工業のリチウムイオン二次電池パックを搭載した電気バス 全 1 枚 拡大写真

三菱重工業は4日、カナダ・マニトバ州で州政府および地元企業・大学と共同で開発を進めてきた電気バスの実証車両が完成、現地で一般公開したことを発表した。

実証車両には、同社の電力保持特性に優れたリチウムイオン二次電池パックを搭載。今後は、同州都ウィニペグ市内の公道において2年間の走行試験を実施する。

一般公開を記念して1日、マニトバ州議事堂前で開催された式典には、マニトバ州政府のグレッグ・セリンジャー首相臨席の下、同社を含むプロジェクト参加各社・機関の代表者など多数が出席した。

今回のプロジェクトは、2010年12月に同州政府と締結した、先進的な低炭素社会づくりのための協業の覚書に基づくもの。第一弾として、同社は2011年4月から、州政府に加え、現地大型バスメーカーのニューフライヤー・インダストリーズ・カナダ、マニトバ電力およびレッドリバーカレッジとともに、リチウムイオン二次電池を搭載した電気バスと充電技術の開発・実証プロジェクトを進めてきた。

今後は、実証運行などを通じて電気バスの寒冷地での適合性を検証するほか、リチウムイオン二次電池などの電動パワートレインを活用した交通の電化促進や充電インフラの整備などを検討していく。同社では、北米電気バス市場向けにリチウムイオン二次電池を普及させていくうえで大きなステップとなるとしている。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 15歳から運転できる「小さいオペル」に興味アリ!「通勤用にこういうのでいいんだよ」など注目集まる
  2. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  3. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  4. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  5. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る