夏に予定されているF1のヤングドライバーテストが開催できないかもしれない。理由はなんとサーキット側のダブルブッキングだという。
数年間続いた厳格なテスト規制に対して、若手ドライバーの成長の妨げになるという名目の下、今シーズン中のテストが今年すでに実施されている。5月初旬のムジェロテストの場合、費用がかさむ割に実際のメリットが少ないという批判がなかったわけでもないが、アップデートマシンを実走させるという実質的なメリットは大きかった。
今年からイギリスGP後のシルバーストーンでもヤングドライバーテストを実施し、年末か夏季のどちらか一方を自由に選択できることが各チームにアナウンスされていた。
ところがこのシルバーストーンにおけるヤングドライバーテストが、サーキット側の都合で実施不可能になったらしい。イギリスGPの直後にフォーミュラ・スチューデントが予定されていたことが判明したためだ。
夏季テストを選択して予算処置も済ませたチームからは、まだコメントは出ていないが、ここへ来て年末のアブダビテストも計画中止の可能性も浮上しているため、全チームが大なり小なりの影響を受けることになりそうだ。