【東京おもちゃショー12】バイリンガルそろばんが登場…車形状タイプも

自動車 ビジネス 国内マーケット
東京おもちゃショー12 ダイイチ
東京おもちゃショー12 ダイイチ 全 3 枚 拡大写真

現在販売されているそろばんのほとんどが播州(兵庫県南西部)でつくられている。その歴史は古く、400年を超える。そんな伝統と歴史を誇るそろばんで、画期的なものが登場した。なんと日本語と英語をしゃべるのだ。

【画像全3枚】

開発したのは創業100年以上を誇るダイイチ(本社・兵庫県小野市)。「そろばんの仕組みがわからないという子どもが多かったので、それをわかりやすくしようと思った。なにしろ、1を表すのに5の玉を動かす子どもが少なくなかったですからね」と同社の宮永英孝社長。

それで、玉を動かすと動かした玉の数字が出て、それを日本語と英語で読み上げるようにしたという。例えば、玉が「234」だと、日本語で「ニヒャクサンジュウヨン」、英語で「ツーハンドレッドサーティフォー」という具合だ。

「そろばんは集中力を養うのに非常にいいものなんです」と宮永社長と強調し、なんとかそろばん人口を増やそうと苦心している。このしゃべるそろばんもその一環。なにしろ、播州そろばんは伝統工芸品に指定され、その伝統技術を受け継いでいかなければならないからだ。そのためには、ある程度の数量を販売する必要がある。そうしないと、あとを継ぐ職人がいなくなってしまう。

そこで、宮永社長はしゃべるそろばん以外にも、さまざまな商品を開発した。例えば、玉が「5」か「9」にしかならないそろばんストラップ。これは「お守りそろばん」ということで、受験生の間で評判になっている。また、車の形をした「計算できるんCar」といったユニークなものもある。

「とにかくそろばんのことにもっと興味を持ってもらいたい」と宮永社長。しゃべるそろばんは今年11月の発売予定で、現在予約注文を行っているそうだ。価格は3800円だ。

《山田清志》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 車のバッテリー復活・延命テク完全ガイド! 補充電とケミカルでここまで変わる~Weeklyメンテナンス~
  2. 新車世界販売 ホンダ4位に転落、スズキ2位に浮上へ、2025年度下期[新聞ウォッチ]
  3. ハーレーダビッドソンが8車種にリコール…バランスが取れなくなり転倒するおそれ
  4. 「日本一“ちょうどいい日産車”」小型セダン『セントラ』の進化に日本のファンも「気合い入りすぎw」と注目
  5. アウディ2026年モデル、ハード・ソフト両面で大幅アップデート…新ドライブモードや先進のドライバーアシスト機能搭載
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る