23日午前4時45分ごろ、栃木県野木町内にあるJR東北本線(宇都宮線)の踏切で、踏切内で停止していた軽乗用車に対し、通過中の貨物列車が衝突する事故が起きた。クルマは大破し、運転していた65歳の男性が即死している。
栃木県警・小山署によると、現場は野木町潤島付近(間々田-野木駅間)にある踏切。警報機や遮断機が設置されている。軽乗用車はこれらが作動した後も踏切内に停止。直後に通過した上り貨物列車(19両編成)と衝突した。
クルマは押し出されて横転大破。運転していた茨城県古河市内に在住する65歳の男性は全身を強打し、現場で死亡が確認されている。
列車の運転士は調べに対して「警笛を鳴らしてもクルマは動こうとしなかった」などと話しているようだ。警察では自殺の可能性もあるとして、事故発生の経緯を詳しく調べている。