【三菱 新型ミラージュ 発表】国や地域を意識せず、自然体のデザイン

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三菱・ミラージュ
三菱・ミラージュ 全 6 枚 拡大写真

三菱自動車から新たに発売される、グローバルコンパクトカー『ミラージュ』のデザインは、特別な国を意識することなくデザインされたという。

デザインのとりまとめを行った、同社デザイン本部デザイン部エキスパート(デザイン担当)の中神秀泰さんは、「グローバル展開は最初から決まっていましたので、このクルマのデザインを始めるにあたって、志向性を調査するためにタイなどの新興国へ行きました」といい、それ以前にも、「ロシアや中国などいろいろな新興国の市場をデザイナーとして体感しようという活動をしていました」と話す。

そこで感じたことは、「それほど今の時代は、この国だからどうだとか特にないのかなということです。例えば、タイでは、憧れているクルマはドイツのプレミアムブランドであるなど、非常にヨーロッパ志向、まとまりのあるものを志向しているのです。従いまして、特に国を意識することなく、自然体で(デザインを)やればいいと思いました」と述べる。

そこで、「機能的な部分をきちんとデザインすることが、全世界にとって大事なことだと考えました。それは環境に対する配慮であり、人に対する配慮です」とし、「環境では低CO2、低燃費です。極力外観を小さくし、無駄なところを省いて、空気抵抗をとにかく低減させようとしました」。

また、「人に対する配慮では、新興国ではエントリーカーとして、免許を取って初めてのクルマですので、とにかく扱いやすさを追求しています。外観はコンパクトですが、乗り込んだら必要十分な空間が確保されていて、しかも、落ち着ける室内、リラックスできる室内を狙っています」。更に、「取り回しのしやすさでは、視界を良くし、操作系を分かりやすくするなど、機能的な部分をしっかりと詰めるが全世界に必要な要素だと考え、デザインしました」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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