米ワイトリシティ社、日本と韓国で磁界共鳴方式の非接触給電で基本特許を取得

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米ワイトリシティ社は、磁界共鳴方式の非接触給電の基本技術において、日本と韓国で特許を取得したことを発表した。

同社は、今回取得した特許を含めて、非接触給電に関連する発明で、米国、日本、韓国、オーストラリアで17の特許、ならびに、世界で出願中の 270以上の特許と、同社のパテントポートフォリオを拡大している。

パイクリサーチ社発行の非接触給電に関する最近の調査によると、磁界共鳴方式の非接触給電市場は、2020年までには非接触給電市場全体の80%以上の150億ドル規模に成長すると予想している。

同報告書の執筆者である、F.バロウチ氏と B.ゴーン氏は、ワイトリシティ社の技術について、「非接触給電の応用は広がりを見せており、幅広い分野でユビキタス充電方式として認識されている。磁界共鳴方式の非接触給電システムは、距離が離れていても、従来の電磁誘導方式の給電システムでは達成できなかった効率的な給電を可能とし、送電コイルに対する受電コイルの方位ならびに位置のいずれにおいても、幅広く対応している」と記述している。

ワイトリシティ社は、これらの特許に含まれる、独自の磁界共鳴方式の非接触給電技術を、さまざまな応用分野への実用化を図っている。応用分野は、電気自動車、スマートフォンやタブレットコンピュータ、埋め込み医療機器、LED照明など。同社は、ライセンシーに対して、非接触給電を効率的に実装できるように、技術ならびにコンサルティングの両側面からのサービスを提供していく。

《纐纈敏也@DAYS》

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