【光岡 ビュート オッターヴァ 発表】少量生産だからこそのプレミアムコンパクト

自動車 ニューモデル 新型車
光岡・ビュート オッターヴァ
光岡・ビュート オッターヴァ 全 6 枚 拡大写真

光岡自動車は、『ビュート』をベースとした特別仕様車、『ビュートオッターヴァ』の発売を開始した。

ベースとなるビュートは、「1993年に初代を発売して以来、約20年間で1万1千台くらいの販売をしてきた、光岡の中ではロングセラー商品です」と述べるのは同社開発課課長の青木孝憲氏。そして、特別仕様車であるビュートオッターヴァは、「手作り、少量生産ならではの極めて趣向性の高いプレミアムコンパクトカーです」という。

具体的なポイントのひとつがネーミングだと青木氏。「これは東京放送ホールディングス(TBSホールディングス)が運営するインターネット放送局オッターヴァというクラシック専門音楽局とコラボして実現したモデルです」と話す。「このクラシック番組の中で、リスナーに室内や装飾や音響にこだわりまくったクルマで、どんな音楽を楽しみたいかというテーマでリクエストを募ったのです。そして、そのシチュエーションに見合ったクルマ作りが、ビュートオッターヴァのコンセプトを決める上での骨格となりました」

そして、もうひとつ、音響へのこだわりがあった。「見た目は大変重要だが、それだけでドライブをすると、音響が非常に安っぽいなと思うことがあります。そのように興ざめしないように、今回は、パイオニアのハイエンドオーディオ、カロッツェリアXを組み込み、なおかつ、音のチューニングを数々のコンテストで実績のあるCB FACTORYの協力を得て、室内空間の音響をセッティングしました」とする。青木氏自身も実際にクルマに乗って、音を聴いた。「クルマの中がまるでコンサート会場やライブハウスのような、目の前で歌っていたり演奏しているような印象にビックリしました。この臨場感は小型車とは思えない素晴らしい仕上がりです」と語った。

この他、ポイントとして、内装をカレドニアンレザーという本革で仕上げたこと、京都オパールをエンブレムなどに使用したこと、ライフスタイルアイテムを作成したことを挙げた。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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