ZMPは、2チャンネルCANデュアルBluetoothトランシーバ「OBD II/CAN-B」の販売を開始した。
新製品は、クルマに搭載されている診断用コネクタOBD IIを利用して車載ECUの情報をCANバスから取得すると同時に、ユーザが車両や運転者に取り付けた任意のセンサ情報を別のCANバスから取得することができる。
さらに、2チャンネルのCANバスネットワークを流れるデータを同期し、タイムスタンプを付加し、2つのBluetoothモジュールによってリアルタイムに転送。パソコン、車載データロガーなどを介して保存することができる。また、付属のPCアプリケーションにより、フィルタリング、ロギング、追加アプリの開発も可能としている。
価格は法人価格が8万4000円、アカデミックや個人エンジニア向け価格が5万2500円で、11月16日より出荷を開始する。
また、同製品を用いて、公道での実車実験サービスの代行も開始する。同サービスでは、実験計画の策定から、実験仕様の定義、車載CAN解析、車両の手配、ドライバーの手配と研修、走行実験、データ管理および報告、といった作業を顧客の代わりに実施する。