【マセラティ グラントゥーリズモ スポーツ 発売】マセラティ量産車最速の300km/hマシン

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マセラティ・グラントゥーリズモ スポーツ
マセラティ・グラントゥーリズモ スポーツ 全 18 枚 拡大写真

マセラティジャパンは11月13日、『グラントゥーリズモ』シリーズの最新モデルである、『グラントゥーリズモ スポーツ』の発売を開始した。価格はMC オートシフト(オートマチック)が1750万円、MC シフト(セミオートマチック)が1800万円。デリバリーは11月下旬より開始。

ベースモデルである『グラントゥーリズモS』に対し、エクステリアやインテリアを変更。また、4.7 リッターV8 エンジンの最高出力は、チューンアップにより、ベースモデルより10psアップの460psを発生。セミオートマチック仕様は、マセラティのロードカーとしては最速の300km/h を達成した。

ブレーキは、専用のブレンボ製デュアル・ダイキャスト・テクノロジーを用いたシステムが装備され、ブレーキディスクには、スリット入りのドリル加工を施し、鋳鉄とアルミニウムという2 種類の素材を採用して15〜20%の軽量化を実現。フロント:6ピストン、リア:4ピストンのキャリパーを組み合わせることで、強力な制動力をもたらすと同時に、腐食や摩耗からブレーキシステムを守っている。

エクステリアでは、フロントバンパーを変更することにより、スムーズなエアフローとフロントブレーキの冷却性能が向上した。そして、マセラティ伝統のオーバルグリルと新採用のヘッドライトの間に、レーシングカーを彷彿とする新しいデザイン要素が盛り込まれ、存在感溢れるフロントデザインに一新した。そのヘッドライトは従来のクラスター形状を継承しながら、LEDテクノロジーを採り入れたスタイリッシュなLEDポジションランプを内蔵。機能性や視認性が飛躍的に改善され、安全性の向上にも寄与している。

インテリアは、洗練されたモーター・スピリッツを表現するために、よりスポーティな装いとなった。特に、新型スポーツシートは、人間工学に基づいた設計が施され、腰・背中と身体のサイドを支える優れたサポート機能を持つ、長距離ドライブでも疲れにくい快適さと居住性をドライバーとパッセンジャーに提供する。また、ステアリングは、人間工学に基づき、スポーツ走行にふさわしいデザインを追求。リムをよりフラットにしたほか、グリップ性が向上した断面形状に改められている。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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