スペイン政府、ホーチミン都市鉄道へのODA供与減額を通達

エマージング・マーケット 東南アジア

11月21日付のベトナム紙キンテーサイゴン電子版などによると、スペインの経済・競争力省欧州アジア太平洋局のEduardo Euba Aldape副局長は21日、ホーチミン市人民委員会を訪れ、同市で計画中の都市鉄道5号線に対するスペイン政府の支援額を5億ユーロから2億ユーロに減額すると通達した。

あわせて、スペインはホーチミン市が欧州投資銀行などの金融機関から融資を受けられるよう進んで協力するとも伝えたという。また、ベトナムとの二国間金融プログラムが2015年2月まで延長されたことも説明した。

都市鉄道5号線プロジェクトは、EPC契約(設計・調達・建設を含む一括請負契約)による実施が予定されており、総事業費は約18億5000万ドルと推計されている。

フェーズ1で、スペイン政府のODA(政府開発援助)により、サイゴン橋からバイヒエン交差点までを建設する計画だったが、スペインからのODAが予定額の40%にとどまることになったため、今後は不足分を埋める新たな資金源を探さなければならない。

また、フェーズ2で、バイヒエン交差点からカンズオック・バスターミナルまでを建設する計画だが、これも現在、アジア開発銀行などに融資を求めている状況だという。

朝妻 小津枝

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 分割式で取り付け簡単、MAXWINの金属製スノーチェーン「K-TIR08」発売
  2. 日産、小型ミニバン『グラバイト』予告…2026年インド発売へ
  3. 「5速MTを残すのは漢」新型スズキ『ワゴンR』に反響続々! デザイン統一にも「思い切ったな」
  4. 『頭文字D』『MFゴースト』『昴と彗星』が東京オートサロン2026に集結、AE86・BRZ・86を展示
  5. 21世紀史上最高の快音マシン “レクサス LFA”が復活!V12のF1エンジンを搭載したF50も登場、ホットウィールの新製品が熱すぎるPR
  6. 【プジョー 2008 新型試乗】サイズ、安全支援、装備の充実度もレベルが高い…島崎七生人
  7. 三菱『デリカD:5』新型発売、価格は451万円から…SUVとミニバンが融合「三菱らしさ」武器に
  8. ゲームエンジンが自動車開発の共通言語になる!『Unreal Engine』の採用が急拡大する理由【前編】PR
  9. メルセデスベンツ、新型電動ミニバン『VLE』を2026年3月世界初公開へ
  10. 三菱『デリカD:5』19年目の大幅改良で「原点回帰」、期待されるフルモデルチェンジは? 開発責任者「デリカを終わらせてはいけない」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る