マルチレベル販売方式に関するセミナーをベトナムで開催 米国商工会議所など

エマージング・マーケット 東南アジア
マルチレベル販売方式に関するセミナーをベトナムで開催 米国商工会議所など
マルチレベル販売方式に関するセミナーをベトナムで開催 米国商工会議所など 全 1 枚 拡大写真

米国商工会議所(Amcham)ベトナム事務所傘下のマルチレベル・マーケティング協会はこのほど、訪問販売協会世界連盟(WFDSA)と共同で、マルチレベル販売方式に関するセミナーをベトナムで開催した。12月12日付のベトナム紙タインニエンオンラインが伝えた。

ベトナム商工省競争管理局によれば、ベトナムではこれまでにマルチレベル販売で経営登録した企業が78社あったが、2012年11月末の時点で活動しているのは54社となっており、このうち13社が外資系企業だという。また、90%の企業が機能性食品の分野で活動している。

ベトナムのマルチレベル販売業界は、国内経済および世界経済が低迷する中でも安定を維持しており、業界全体の売上額は2010年に2兆8490億ドン超、11年には4兆ドン超に達している。2011年における業界全体の納税額は4950億ドンで前年比120%増、企業が販売員に対して支払う手数料は9900億ドンで同147%増となっている。

しかし、一部には企業倫理の基準を守らない企業もあり、社会生活に少なからぬ影響を及ぼしているという。そのため、同セミナーでは、「マルチレベル販売企業は法律の規定を遵守した上で、販売代理店の社員教育・訓練には厳しいチェック体制に重きをおくことが必要だ。各国家機関との協力を密にして、違法ビジネス企業をともに排除していかなければならない」とする意見が多数あがったという。

朝妻 小津枝

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. レクサスの新型「6輪ミニバン」の全貌が明らかに!「LS」はラグジュアリーセダンから「ラグジュアリースペース」へ…ジャパンモビリティショー2025
  2. 【スズキ ソリオバンディット 新型試乗】ソリオの魅力は“実用前提のちょうどよさ”にある…島崎七生人
  3. アウディ『A2』が21年ぶりBEVで復活へ! 現ラインナップ2車種の後継に
  4. 【スバル クロストレック S:HEV 新型試乗】ストロングハイブリッドになっちゃって大丈夫なの?…10月の試乗記ベスト5
  5. クルマ好きも唸るイベント満載!さらに進化した「ジャパンモビリティショー2025」の見どころとは?PR
  6. マルチスズキ、ジムニー5ドアの輸出が10万台突破…最多出荷先は日本
  7. ミズノ、カーボン技術活用の新フットギア「MOBILARIA β」発表…ジャパンモビリティショー2025
  8. ダイハツらしさ全開!自転車以上、軽自動車未満の『ミゼットX』が楽しすぎる…ジャパンモビリティショー2025
  9. みんなが待っていた! ダイハツ『コペン』が復活、堂々の予告…土曜ニュースランキング
  10. 「最もインテリジェント」メルセデスベンツ『CLA』新型を日本初公開…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る