懐かしのミャンマーを行く(15) ミャンマーの田舎、ネットが繋がらない
エマージング・マーケット
東南アジア

自転車を漕いで、ホテルへ戻る途中、ソーボア博物館に寄る。ソーボアとは昔の藩主であり、ここは藩主の館である。流石に堅固な作りが見えるが、中は殆ど何もない。1960年代までに各地のソーボアは弾圧され、連れ去られた。ここのソーボアもその一人で、その後の消息は分からない。所持品も強奪され、最近少しずつ買い戻すなどして、展示品としているらしい。訪れる人は殆どいない。ミャンマーの負の部分が大きく見える。
ホテルへ戻り、ネットを繋ぐためにネットカフェに向かう。自転車に乗っていると気が付かなかったが、この街もパゴダが多い。そしてかなり立派だ。実に美しい形のパゴダを見て、ウットリ。またかなり古い建物の家が多い。木造建築でしっかりしている。何だか気持ちが良い。
ネットカフェへ行ったが、残念ながら繋がらなかった。WIFIは飛んでおり、お店のPCでは普通にキャッチできるのだが、私のPCには響かない。仕方なく、お店のPCでメールチェックだけして退散。他2軒を当たるも全く同じ状況。外国人が持ち込むPCは繋がらないことが多いという。何故であろうか。既に情報統制の時代は終わっているのに。
TAMにその旨告げると、最後の手段として、この街で最もおしゃれなレストランへ向かう。そこは川沿いにあり、いい感じだ。外国人が多く訪れるようで、値段も高い。ここから夕陽を眺めていると、何だかお茶が飲みたくなる。そしてネット接続にトライしたが、やはり駄目だった。ここでは普通の外国人はネットを問題なく繋いでいるようで、私のPCの問題かもしれない。横にある橋でもWIFIがキャッチできるらしく、何人かがスマホなどを動かしている。
その日の夜は街の小さなレストランでダイエットな夕食を取る。野菜炒めとご飯のみ。それでも十分と感じられるのがミャンマーの良いところ。勿論料金も安い。帰りに空を眺めるとやけに星がきれいだった。やはりミャンマーの田舎は変わっていない。
懐かしのミャンマーを行く (15) ミャンマーの田舎 ネットが繋がらない
《須賀努》
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