懐かしのミャンマーを行く(23) 資源の宝庫

エマージング・マーケット 東南アジア
懐かしのミャンマーを行く (23) ミャンマー 平地に炭鉱が
懐かしのミャンマーを行く (23) ミャンマー 平地に炭鉱が 全 5 枚 拡大写真

(13)石炭炭鉱

【画像全5枚】

アンバンの駅には車が待っていた。恐らくは車の方が何倍も速く着いたことだろう。あくまでも列車の経験を積むための乗車だった。アンバンの駅は木造の質素な駅ではなく、コンクリートの立派な建物だった。この辺には何かあるのだろうか。周囲は相変わらず、田園風景、理解に苦しむ。

車でビンダヤへ向かう。途中でTAMが「ちょっと寄りましょう」という。こういう時は素直に従う。必ず面白いことがあると経験から判断できる。しかし一見何もない草原を降りていく。牛飼いの少年と何か話した後、更に進む。一体何があるのか。

粗末な小屋が見えてきた。中に人はいなかった。更に行くと、ようやく人がいた。TAMが話し掛けると、首を振っている。どういうことだろうか。その女性に着いて近くへ行くと、地面が掘り返され、黒い物が出ていた。

「石炭です」とTAM。え、こんな平地で石炭が出るのか。しかし規模は実に小さいし、完全な手掘りだ。昔中国の河北省あたりで見た小規模炭坑と比べても、何とも小さい。しかも今は作業している様子もない。聞けば、最近は石炭価格が下がり、採算が合わないため、掘り出していない。男たちは北部の炭鉱へ出稼ぎに行ってしまい、残った者がこの地で見張り番をしているらしい。

それにしても、ミャンマーは資源宝庫だとは聞いていたが、こんな普通の場所でも掘れば石炭が出るとは。付近では水牛を使った伝統的な農業が展開されていた。ミャンマーの奥深さが感じられる光景だった。そういう意味ではミャンマーは楽園、かもしれない。

懐かしのミャンマーを行く (23) ミャンマー 平地に炭鉱が

《須賀 努》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 約300台の旧車や名車が大集結…クラシックカーフェスティバル2026 in 関東工業自動車大学校
  2. フォルクスワーゲン『ポロ』がEVに、『ID.ポロ』欧州発表…航続最大454km
  3. ジェイ・バス、大型観光バスの生産調整を終了へ…5月下旬に通常計画に復帰予定
  4. ハーレーは“生き方”を売っている…創業家4代目ビル・ダビッドソンが語った「120年愛される理由」
  5. VWの小型ミニバン『キャディ』、改良新型の写真を公開…バンパーやホイールなど外観を刷新
  6. 日野『プロフィア』7010台をリコール 排ガス規制値超過のおそれ
  7. 「デザインがセンス良すぎる」光岡『M55』に6速MTの「RS」登場! SNSでは「めっちゃ好み」と絶賛の声
  8. ヤマハの新型125ccスポーツスクーター『シグナスX』専用アクセ登場! デザイン&実用性をさらにアップ
  9. アルプスアルパインのドラレコ搭載デジタルミラー「DVR-DM1246A」、Red Dot Design Award 2026受賞
  10. アウディ『RS 5』新型、F1マイアミGPの「ホットラップ」に登場へ…639馬力のPHEV
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る