外国人労働者の最低賃金制見直しを検討 雇用者負担軽減、ナジブ首相が指示…マレーシア

エマージング・マーケット 東南アジア

1月1日に導入された最低賃金制度について産業界から見直しの声が上がっているが、外国人労働者雇用に際して雇用者が負担している部分を最低賃金に含めて計算する案が浮上しており、ナジブ・ラザク首相も検討を指示したもようだ。

国内の労働者を雇用する場合と異なり、外国人労働者を雇用する場合には雇用者側が人頭税や交通費、保険料などを負担しているのが実情。これらの実質的な手当てを賃金とみなすべきだとするマレーシア華人協会(MCA)のチュア・ソイレック党首が、7日の国家経済評議会(NEC)会議で提案。議長であるナジブ首相が実行可能性の検討を人的資源省に指示したという。チュア氏によると、労働集約型産業では最低賃金制導入でコストが20〜30%増加する計算となる。

伊藤 祐介

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 日産『ノートオーラ』など5車種783台をリコール…光軸が保安基準を満たさない
  2. 「息を呑むような美しさ」マツダ『VISION X-COUPE』に熱視線! 新時代のクーペ像にSNSでは期待の声
  3. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  4. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  5. 【マツダ CX-5 新型】反対を押し切った「一本のプレスライン」が生み出す妙、「原点回帰」めざしたデザインとは
  6. トヨタ『ハイラックス』新型、全方位パワートレーンで誕生…日本はディーゼルを2026年発売へ
  7. 日産、新型SUV『カイト』予告…ブラジルで生産し世界20か国以上に輸出へ
  8. MASERATI 111th “永続する美と走り”をいま、あなたの週末へ。PR
  9. メルセデスベンツ『GLC』新型、高性能AMG版、驚愕の939馬力を発揮する可能性!
  10. スズキ『エブリイJリミテッド』に対応、軽キャンピングカーキット発売…ブレイズ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る