人頭税の外国人労働者本人負担、閣議決定 マレーシア

エマージング・マーケット 東南アジア

1月1日に施行された最低賃金制度に関連し、マレーシア政府は1月16日の閣議でこれまで慣例的に雇用者が負担してきた人頭税について外国人労働者本人にも負担させる方針を決定。人的資源省に対して、負担額について月内の検討取り纏めを指示した。

外国人労働者の宿泊費や交通費など雇用主が負担している分を最低賃金に含めるかどうかについても、検討の後に閣議で決定する。S.スブラマニアム人的資源相は、月内に外国人労働者に対する最低賃金制度の運用方針について最終決定したい考えを明らかにした。

「南洋商報」が消息筋の話として報じたところによると、最低賃金制度導入に伴い諸経費を雇用者が負担している外国人労働者の方が国内の労働者より実質賃金が高いという現象が起きることから、政府は外国人労働者に負担させることを決めた。ただ人頭税のすべてを負担させるのかあるいは一部負担とするのかなどは、人的資源省による検討を待つことになる。

住宅費については外国人労働者の雇用契約の一部となっているが内容はまちまちであり、政府は個別の労使間協議に任せる考えだという。

伊藤 祐介

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
  2. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  3. レクサス『IS』改良新型、米国はハイブリッドなし..V6ガソリンだけを設定
  4. メルセデスベンツ『Cクラス』次期型を予告、光る大型グリル採用…初のEVも設定へ
  5. ブリッド、高級スウェード調生地採用の新型リクライニングシート「ガイアススリー・レイムス」発売
  6. 「国内にもガソリンターボを!」直6ターボ×黒アクセントのマツダ『CX-90』に日本のファンも熱視線
  7. 【プジョー 3008 新型試乗】全身鋼のような硬さに満ち溢れる。これが新時代のプジョーか…中村孝仁
  8. ホンダ初のフルサイズ電動バイク『WN7』発表、航続130km…2026年欧州発売へ
  9. 「みんなガソリン車が欲しいんだよ…」フィアットの新コンパクト『グランデパンダ』、6速MT登場に日本のファンも反応
  10. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る