欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループは1月21日、2012年のブラジルにおける新車販売の結果を公表した。フォルクスワーゲンブランドの総販売台数は、過去最高の76万8395台。前年比は10%増と2桁増を達成した。
車種別の2012年実績では、主力コンパクトカーの『ゴル』が29万3310台を販売。ブラジル市場で26年連続のベストセラー車に輝いた。もともとブラジル専用車として開発されたゴルだが、現在は世界50か国以上へ輸出されている。
小型ピックアップトラックの『アマロック』も人気。2012年は、1万9825台を売り上げた。前年比は93.8%増と大きく伸びる。
なお、2012年12月単月のフォルクスワーゲンブランドのブラジル新車販売台数は、7万0860台。前年同月比は9.8%増だった。
2012年のフォルクスワーゲンのブラジルでの市場シェアは、21.1%。前年に対して、0.7ポイント上乗せした。フォルクスワーゲンブラジルのThomas Schmall.社長は、「2012年の販売実績は、ブラジル進出60年で過去最高」と述べている。