新疆南路を行く(15) クチャ バザールの朝食

エマージング・マーケット 中国・東アジア
新疆南路を行く(15) クチャ バザールの朝食
新疆南路を行く(15) クチャ バザールの朝食 全 4 枚 拡大写真

8月19日(日)   (2)   バザールの朝食

【画像全4枚】

翌朝J教授一行はラマダン明けのお祈りの為早くにモスクに出掛けるとのことで、我々はゆっくり起きた。そろそろ旅の疲れもピークに差し掛かり、ちょうど良い休息だった。後で聞くとJ教授達は結局お祈りに行かなかったらしい。それがあまりの人出のせいなのか、または知らない場所のモスクへ行くのではなく自室で祈ったのか、私には分からない。

朝食を取るため、市場へ向かう。昨日はあれだけ混雑していた市場が今朝は閑散としており、その雰囲気がまたよい。朝から果物を売る人はいたが、後はひっそり。市場の食堂だけが辛うじて賑わっていた。

ホテルにもビュッフェスタイルの朝食は付いていたが、やはりJ教授のお父さんもおり、朝食はウイグル式にしたのだろう。私には願ってもないこと。香ばしい焼き立てのナンを頬張り、お茶をすする。少しスパイスが効いたスープ麺も食する。

この食堂、結構広い。ウイグルの人々が幸せそうに朝ごはんを食べている。椅子に座っている人、台座に座りこんでいる人、大人も子供も、特に浮き立つわけではなく、静かに食事をする。この光景を私は幸せと見、彼らは当然日常とする。

《須賀 努》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 分割式で取り付け簡単、MAXWINの金属製スノーチェーン「K-TIR08」発売
  2. 日産、小型ミニバン『グラバイト』予告…2026年インド発売へ
  3. 【BMW 2シリーズグランクーペ 新型試乗】今、日本にちょうどいいBMW…中村孝仁
  4. HKS×Defiコラボ第2弾! ネオクラシック調の追加メーターセット登場…東京オートサロン2026
  5. BMW M、開発責任者が交代…高性能モデルの新時代へ
  6. 驚くほど広がる後方視界、ホンダ「Nシリーズ」専用「リアビューミラー&カバー」が発売
  7. 21世紀史上最高の快音マシン “レクサス LFA”が復活!V12のF1エンジンを搭載したF50も登場、ホットウィールの新製品が熱すぎるPR
  8. ホンダ WN7 が初の国産EV白バイに! 2026年1月の箱根駅伝でデビュー
  9. スズキ『クロスビー』改良新型、パイオニア製カーナビ設定…9インチHD画面でスマホ連携対応
  10. 普通二輪免許で乗れるトライアンフに新型登場! 82.9万円から買える『スラクストン400』と『トラッカー400』
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る