2012年のタイ人訪日80%増、26万人 国・地域別6位に

エマージング・マーケット 東南アジア

【アジア】日本政府観光局(JNTO)によると、2012年に日本を訪れた外国人(推計値)は2011年比34・6%増、2010年比2・8%減の836万8100人で、2010年の861万1175人に次ぎ、過去2番目に多かった。

 国・地域別で最も多かったのは韓国人で204万4300人(2010年比16・2%減)。以下、2位台湾人146万6700人(同15・6%増)、3位中国人143万人(同1・2%増)、4位香港人48万1800人(同5・3%減)、5位米国人71万7300人(同1・4%減)だった。

 タイ人は2011年比79・9%増、2010年比21・4%増の26万800人と過去最高を記録し、国・地域別でオーストラリアを抜き6位になった。上昇率は主要市場の中で最も高かった。

 東南アジアからはほかに、シンガポール人14万2200人(2010年比21・4%減)、マレーシア人13万300人(同13・8%増)、インドネシア人10万1600人(同26%増)、ベトナム人5万5200人(同31・9%増)だった。

 JNTOはタイ人の訪日旅行者が増加した理由について、チャーター便などによる空路の拡充と、雑誌、テレビなどで日本観光が頻繁に取り上げられたことなどを上げた。

 タイの旅行会社カンワン・ホリデーのジャルーン社長(タイ旅行業協会顧問)はタイ人の訪日旅行について、円安バーツ高の追い風を受け今年も順調に伸びると予想。カンワンでは東京、大阪といった大都市以外に、地方都市へのツアーも売り込む方針だ。

 日本政策投資銀行が昨年10月下旬、アジアの8地域(韓国、北京、上海、台湾、香港、タイ、マレーシア、インドネシア)で海外旅行経験者を対象に実施したインターネットによるアンケート調査で、台湾、香港、タイ、マレーシア、インドネシアで、旅行したい国の1位に日本が上がった。タイでは「旅行したい国・地域」は「日本」が48%と最も多く、次いで「韓国」31%、「スイス」26%、「イギリス」23%、「中国本土」23%だった。タイ人の日本旅行に対する満足度は訪日経験1回の回答者が「非常に満足」45%、「満足」49%、訪日経験2回以上の回答者が「非常に満足」62%、「満足」35%と、満足度が高かった。

《編集部》

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