カタール政府系の投資ファンド、カタール・ホールディングは、マレーシアにおいて100億米ドル(308億リンギ)の投資を計画している。
クアラルンプールで行われたハロッズホテルの着工式に出席したフセイン・アリ・アル・アブドゥラ副会長が29日明らかにした。石油化学、金融、小売、不動産開発、ホテル事業の拡張へ投資を行う予定だという。ジョホール州で行われているペンゲランの総合石油コンプレックス(PIPC)などのプロジェクトへ向こう3-4年かけて5億米ドル(154億リンギ)以上の投資を検討しており、現在協議を進めている。ジョホール州には大きな可能性を見いだしており、石油化学以外の産業への投資も検討している。
8100ヘクタールの敷地面積を持つPIPCでは、製油所、ナフサ分解プラント、石油化学プラント、液化天然ガス(LNG)の輸出ターミナル、再ガス化プラントが建設される予定だ。2016年の運転開始を予定している。総投資額は1700億リンギとなると見られている。