フランスの自動車大手、PSAプジョーシトロエンは1月30日、ブラジル工場において、プジョー『208』の量産を開始した。
プジョー208がラインオフしたのは、ブラジルのリオデジャネイロ近郊に位置するポルトレアウ工場。PSAプジョーシトロエンは、208の生産準備として、同工場に3億0500万ユーロ(約375億円)以上を投資。工場を拡張し、年産台数を15万台から20万台へ引き上げている。
208の生産は、欧州ではフランス国内2工場と、スロバキア工場の3工場が担当。すでに発売以来の累計販売台数は、22万台を超えた。
ブラジル向けの208は、PSAプジョーシトロエンの南米テクニカルセンターが、現地の交通事情に合わせたチューニングを実施。エンジンは、ブラジルならではのフレックス燃料にも対応させた。
PSAプジョーシトロエンのフィリップ・バラン取締役会会長は、「ブラジルは我々の世界拡大戦略における重要市場。プジョー208の現地発売は、大変エキサイティングなプロジェクト」と述べている。