最低賃金、外国人への適用を年末まで延期へ…代わりに人頭税を雇用者負担に

エマージング・マーケット 東南アジア
最低賃金、外国人への適用を年末まで延期へ…代わりに人頭税を雇用者負担に
最低賃金、外国人への適用を年末まで延期へ…代わりに人頭税を雇用者負担に 全 2 枚 拡大写真

1月1日付けで施行された最低賃金制度について産業界から不満の声が上がっている問題で、政府は13日の閣議で、外国人労働者に対する適用を年末まで延期する方針を固めた。

【画像全2枚】

政府は正式の声明を発表していないが、情報筋の話として華字紙各紙が報じた。外国人労働者を雇用している中小企業は年末までの延期を申請することが可能。すでに導入している企業もあるため、導入過渡期として折衷方式を導入する。

まだ最低賃金制度を導入していない企業の場合は、導入延期する代わりに問題となっていた外国人労働者の人頭税を引き続き雇用者が負担することが求められる。人頭税は、アハマド・フスニ第2財務相が1月30日に全額本人負担とすることを決定したと発表していた。

慣例的に雇用者が負担していた住宅費や交通費、健康診断費用、食費など50リンギ以上の場合は、申請の上でこれを最低賃金の中に含めて計算することを認める。

伊藤 祐介

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 分割式で取り付け簡単、MAXWINの金属製スノーチェーン「K-TIR08」発売
  2. 日産、小型ミニバン『グラバイト』予告…2026年インド発売へ
  3. 驚くほど広がる後方視界、ホンダ「Nシリーズ」専用「リアビューミラー&カバー」が発売
  4. マツダ『CX-3』終焉は近い? ガソリンとディーゼル2種に集約、SNSではさまざまな考察飛び交う
  5. 【VW ID.4 4000km試乗】「VWらしさ爆裂」さすがの長距離性能、BEVとしての魅力は[前編]
  6. 三菱『デリカD:5』19年目の大幅改良で「原点回帰」、期待されるフルモデルチェンジは? 開発責任者「デリカを終わらせてはいけない」
  7. 【BMW 2シリーズグランクーペ 新型試乗】今、日本にちょうどいいBMW…中村孝仁
  8. トヨタ『RAV4』新型、3つのスタイルで登場…まずはハイブリッドを450万円から発売
  9. ホンダ WN7 が初の国産EV白バイに! 2026年1月の箱根駅伝でデビュー
  10. 21世紀史上最高の快音マシン “レクサス LFA”が復活!V12のF1エンジンを搭載したF50も登場、ホットウィールの新製品が熱すぎるPR
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る