最低賃金、外国人労働者への適用を1年猶予 マレーシア

エマージング・マーケット 東南アジア
最低賃金、外国人労働者への適用を1年猶予 マレーシア
最低賃金、外国人労働者への適用を1年猶予 マレーシア 全 1 枚 拡大写真

1月1日付けで導入された最低賃金制度の外国人労働者に対する運用を巡って現場で混乱が続いている問題で、政府は2月20日の閣議で申請を条件に1年間の実施猶予の方針を決めた模様だ。

消息筋の情報として複数の華字紙が報じた。

閣議決定を受けて国家賃金諮問評議会(NWCC)も同日、声明を発表した。これによると、財務問題から外国人労働者への実施が困難な企業は、NWCCに申請すれば猶予が受けられる。ただし国内の労働者に対しては、最低賃金を実施しなければならない。なおNWCCはどれだけ猶予が受けられるかについては言及していない。

また猶予申請が認められた雇用者についても、国内労働者には与えられていない人頭税や住宅費などの優遇措置を外国人労働者に対して与えている場合、経営難に陥っているといった苦しい状況であればこれらの費用を最低賃金に含めて計算することが認められる。ただしプランテーション・セクターには適用されない。またすでに最低賃金制度を外国人労働者に対して適用している雇用者は、基本的に人頭税や住宅費を最低賃金の中に含めて計算することはできない。

伊藤 祐介

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
  3. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
  4. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  5. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  6. 「泥が似合うグレードを!」三菱『パジェロ』がPHEVで復活!? スクープ情報にSNS沸く
  7. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
  8. アプリリア、“鈴鹿未体験”のオールイタリアンチームで3年ぶりの8耐表彰台
  9. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  10. 軽EV市場に新顔登場、ホンダ『N-ONE e:』と競合する車種
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る