ホンダ、インドでの四輪生産能力を増強…倍増の年産24万台へ

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ホンダカーズインディア・タプカラ工場の新生産ライン
ホンダカーズインディア・タプカラ工場の新生産ライン 全 3 枚 拡大写真

ホンダのインド四輪車生産販売会社、ホンダカーズインディア(HCIL)は、2014年中に年間生産能力12万台の四輪完成車組立ラインと鍛造鉄部品生産ラインの稼働を開始すると発表した。

今回、稼働を開始するのは、2008年よりボディパネルやエンジン部品を生産しているラジャスタン州のタプカラ工場。2013年2月のディーゼルエンジン部品生産ライン稼働開始に続く、生産能力増強となる。

関連投資額は250億ルピー(約425億円)で、第一工場と合計したHCILの完成車年間生産能力は現在の12万台から24万台となり、新ライン稼働に伴って新たに約2200名の従業員を採用する予定。

また、専用開発の1.5リットル i-DTEC ディーゼルエンジンを搭載する『ブリオ アメイズ』の発売に先立ち、公表諸元の公開と、4月1日から受注を開始したこと、4月11日の製品価格発表と発売開始予定をアナウンスした。

ブリオ アメイズは、インドやタイの顧客ニーズに応えるべく、タイの四輪研究所が中心となって開発したモデル。今回初投入となる1.5リットル i-DTEC ディーゼルエンジン搭載のブリオ アメイズは、同等クラスモデルの中でトップクラスの100馬力を有しながらも25.8km/リットルの低燃費を達成するなど、パワーと低燃費を両立した競争力の高いモデルとなっている。なお、インド市場に向けた同エンジン搭載モデルの適用を今後、順次拡大していく。

4月1日よりアジア・大洋州地域の四輪生産統括責任者として着任した松本宜之常務執行役員は、現地記者会見にて「お客様のニーズに応え、競争力のあるコストでベストな仕様を実現するホンダのグローバルオペレーション活動の一環として、インドやタイを中心としたアジア・大洋州地域のものづくりのスピードを高めていきます」とコメントした。

《纐纈敏也@DAYS》

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