株式市場で3日、前場の早い段階でマレーシア総選挙実施への懸念から売りが先行し、代表的株価指数のFBM・KLCIは52ポイント余り下落したが、ナジブ首相が解散を発表した直後から大型株への買いが入り、指数は反騰。終値は前日をわずかながら上回った。
出来高は13億5,000万株で、30日間の平均より69%多かった。売買高も28億9,000万リンギと多かった。
マーキュリー・セキュリティーズによると、前場の早い段階でろうばい売りがあったが、国内ファンドによる購入が市場を支えた。
過去13週間の指数上昇は主に、外資系ファンドの買いによるもので、国内ファンドは売り越しだった。
先行きについて、変動市況を予想するアナリストが多い。CIMBのウォン調査部長は「中立的」との方針を維持すると語った。選挙は結果を見るまで分からないためだという。