【フォード フォーカス 発売】デザイン品質だけでなくコスト低減も配慮したプレスライン

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フォード・フォーカス
フォード・フォーカス 全 6 枚 拡大写真

4月13日より、新型フォード『フォーカス』の発売が開始された。このデザインは、見ただけで走り出しそうな、動きを感じさせる仕上がりになっているという。

現在フォードは、グローバルプロダクトの開発に伴って、デザイン品質を高めることを課題としている。そこで、フォード・オブ・ヨーロッパのマーティン・スミス氏主導で、フォードの魅力のひとつである、走りの良さを視覚的にアピールすることを目標に、キネティックデザインを採用している。この“キネティック”とは、動的な、躍動感のあるといった意味である。

フォード・ジャパン・リミテッドマーケティング部の野口美生さんも同車試乗会において、「自分の家のガレージにフォーカスが停まっている姿を見て、すごくワクワクするようなクルマだと思います。例え停まっていても、動きを感じさせるデザインがキネティックデザインの特徴。見ただけで、このクルマは走りの性能に優れたクルマなんだとわかるデザインが一番大きな特徴です」と話す。

また、前述のとおりフォーカスはグローバルプロダクトとして開発された。このスケールメリットは、デザインにも生かされており、キネティックデザインを生かすべく採用された複雑なプレスラインも、本来であれば高コストであるが、このスケールメリットにより、「コストを抑えつつ、より品質の高いデザインをプレスラインで表現できているのです」と述べた。

因みにこのキネティックデザインをわかりやすく表現するカラーとして、デザイナーからキャンディレッドがリクエストされた。そこで、「グローバルのマーケティングテーマカラーはキャンディレッドが採用されました。日本はもちろん、世界的にもこのカラーが使われています」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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