欧州ビジネス評議会(AEB)は4月8日、3月のロシアにおける新車販売の結果を公表した。商用車を含めた総販売台数は、24万4030台。前年同月比は4%減と、2010年3月以来、3年ぶりに前年実績を下回った。
ブランド別トップはロシア自動車大手、アフトワズの乗用車ブランド「ラーダ」。3月は4万0480台を売り上げたものの、前年同月比は7%減と、6か月ぶりに前年実績を割り込む。販売の主力は『Granta』で、前年同月比55%増の1万4374台を販売する。
2位は、5か月連続でルノー。3月は、前年同月比16%増の1万7990台を販売した。新たに投入された『ダスター』が、前年実績の3.7倍の7007台と支持された。
3位は、韓国ヒュンダイモーター傘下のキアモーターズ。3月は1万6571台を販売。前年同月比は10%増と、4か月連続のプラス。コンパクトカーの新型『リオ』が、16%増の8269台と、2か月連続で増加した。
4位はヒュンダイモーター。その販売台数は1万5919台で、前年同月比は2%減と、2か月連続で前年実績を下回った。小型セダンの『ソラリス』(海外名:『アクセント』)が、前年同月比9%減の9610台と、2か月連続の前年割れ。
5位には、トヨタが浮上。3月は1万4136台を販売。前年同月比は1%増だった。最量販車は『カムリ』だが、前年同月比は6%のマイナス。
6位は日産で、前年同月比19%減の1万3865台。販売好調だったSUVの『キャシュカイ』(日本名:『デュアリス』)は、3%減の3510台と後退している。
7位はGMのシボレー。その販売台数は1万3841台にとどまり、前年同月比は10%減と4か月連続の前年割れ。SUVの『ニーバ』が21%減の4413台と、7か月連続で減少。小型セダンの『クルーズ』も、8%増の4079台にとどまった。
8位はフォルクスワーゲン。その販売台数は1万2806台で、前年同月比は15%減と、3か月ぶりに前年実績を下回った。主力の『ポロ』が5474台を売り上げたものの、前年同月比は17%減と、3か月ぶりに前年実績を下回っている。