政府と民間セクターの第8 分科会は3月21日、フン・セン首相の最終承認を受けて、縫製工場・靴工場の労働者の最低賃金を、各種手当を入れて80ドルに引き上げることを決定した。
これによると、最低賃金は61ドルから73ドルに引き上げ、健康手当5ドルを加えて78ドルとし、フン・セン首相がさらに2ドルを加えるよう決定し、合計80ドルとなる。
協議に参加した労働組合もほぼ合意をしているが、いくつかの労働組合は最大で120ドルまでの引き上げを求めている。
いずれにしても、今回の決定でこの最低賃金は、現在の労働法にのっとった手続きを経て今年5月末(または6月初め)に支給される給与から適用される。また、同様の最低賃金引き上げに関しては、今後も1年に一度(または必要と認められるときに)協議を行うことも合意された。