マレーシア 不正選挙への抗議集会、ペナンやペラでも 各地に飛び火の様相

エマージング・マーケット 東南アジア

総選挙で不正が行われたとして先ごろセランゴール州で10万人規模の大集会を開催した野党連合・人民同盟(PR)は、11日と12日にそれぞれペナンとペラ州で数万人規模の大規模集会を開催。

今後も国内各地で抗議集会を開催する方針だ。シンガポールでも11日にマレーシア人活動家が抗議活動を行うなど、不正選挙に対する抗議の動きは海外にも飛び火しつつある。

抗議の意味を込めて黒いシャツ着用が呼び掛けられた「ブラック505」大集会はペナン州セベラン・プライではバトゥ・カワン・スタジアムで開催され、PRリーダーのアンワル・イブラヒム氏(人民正義党=PKR顧問)やリム・グアンエン州首相(民主行動党=DAP書記長)が出席。黒シャツの群衆は4万人収容の観客席から溢れ出てグラウンドを埋め尽くし、参加者は10万人を超えたとみられる。また翌12日にはペラ州イポーのメダン・イスタナで開催され、主催者側は5万人が参加したとしている。PRは14日にパハン州クアンタン、15日にジョホールバルで同様な集会を開催すると予告している。

シンガポールでは11日、同国のシンボルである「マーライオン・パーク」でマレーシア人活動家が抗議集会を開催。支援者ら100人あまりが集まり、同国警察が首謀者21人を逮捕した。

伊藤 祐介

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