警察の苦情&不正に関する独立委設立、内務省が検討 マレーシア

エマージング・マーケット 東南アジア

マレーシア内務省は、警察の苦情・不正行為に関する独立委員会(IPCMC)を開設する方針で、調査を行う予定だ。

ここ2週間で警察に拘留されていた容疑者3人が死亡する事件が相次いで起きたことから、過去にも開設の必要性が訴えられていたIPCMCの設立を求める声が再び高まっている。

アハマド・ザヒド・ハミディ内務相は、国民からのフィードバックを得た上で設立を検討すると指摘。国民の間で警察に対する不信感が強まることで政府にも影響が及ぶと指摘。IPCMCの設立に向けてオープンに、警察が抱える問題について議論すべきだと述べた。

IPCMCの設立案は2005年に浮上していた。2000年から2004年の間に警察の拘留中の死亡件数は80件にのぼり、年間平均では16件となっていた。2006年以降、市民団体や与野党双方から設立に向けた声が高まっていたが、アブドラ・バダウィ前首相が設立案を却下し、代わりとして苦情に対応する特別委員会を設立していた。

千田真理子

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