警察の苦情&不正に関する独立委設立、内務省が検討 マレーシア

エマージング・マーケット 東南アジア

マレーシア内務省は、警察の苦情・不正行為に関する独立委員会(IPCMC)を開設する方針で、調査を行う予定だ。

ここ2週間で警察に拘留されていた容疑者3人が死亡する事件が相次いで起きたことから、過去にも開設の必要性が訴えられていたIPCMCの設立を求める声が再び高まっている。

アハマド・ザヒド・ハミディ内務相は、国民からのフィードバックを得た上で設立を検討すると指摘。国民の間で警察に対する不信感が強まることで政府にも影響が及ぶと指摘。IPCMCの設立に向けてオープンに、警察が抱える問題について議論すべきだと述べた。

IPCMCの設立案は2005年に浮上していた。2000年から2004年の間に警察の拘留中の死亡件数は80件にのぼり、年間平均では16件となっていた。2006年以降、市民団体や与野党双方から設立に向けた声が高まっていたが、アブドラ・バダウィ前首相が設立案を却下し、代わりとして苦情に対応する特別委員会を設立していた。

千田真理子

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  3. 軽自動車よりも小さい! 15歳から運転できるオペル、約132万円から販売
  4. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
  6. シートに座ると自動で送風開始、取り付け簡単「クールカーシート」2モデルが発売
  7. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  8. 王者アルファードを超えるか? メルセデスベンツの次世代高級ミニバンに熱視線!「車の域を超えてる」
  9. ブリヂストン史上最長、約13万kmの走行保証…新タイヤ「トランザ エバードライブ」米国発売
  10. 日産が経営再建計画「Re:Nissan」を発表---7工場閉鎖、2万人削減、2026年度黒字化
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る