【パイクスピーク13】ホンダ NSX、850psレーサーが練習走行でクラッシュ、予選を前に無念のリタイア

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
「LOVEFAB」からパイクスピークに参戦したホンダNSXの改造マシン
「LOVEFAB」からパイクスピークに参戦したホンダNSXの改造マシン 全 1 枚 拡大写真

6月25日、米国コロラド州において、公式練習走行で幕を開けた「第91回パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」。ホンダ『NSX』のモンスターマシンが事故を起こし、リタイアとなったことが分かった。

これは6月25日、米国ミシガン州に本拠を置く「LOVEFAB」が公式Facebookページで明らかにしたもの。同社は2003年に設立されたファクトリーショップで、ホンダ車のチューニングを得意とする。

そんなLOVEFABが手がけたのが、ホンダNSXのパイクスピーク仕様。同レースの最高峰、改造無制限クラスにエントリーするにあたって、1991年式のNSXをベースに、大幅な改造が施された。

そのハイライトが、ギャレット製のターボチャージャー2個が装備されたエンジン。このエンジンは、GMのシボレー『コルベット』用のV8エンジンがベースとなっており、最大出力は850psレベルを絞り出す。

また、フルカーボンファイバー製ボディにより、車両重量は1トンを切る軽量さを実現。リアには、強力なダウンフォースを得る大型ウィングを装備。フロントにも空力パーツが装備され、NSXの面影は少ない雰囲気。

6月25日、LOVEFAB代表のCody Loveland選手がドライブするこのNSXが、パイクスピークの公式練習走行でクラッシュ。マシンは大きなダメージを負った。幸いにも、ドライバーは無事。LOVEFABは、「明日の予選までにマシンを修復できないため、残念ながらリタイアを決めた」と、公式Facebookページでコメントしている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. BMWが24車種4万台をリコール…濡れると火災のおそれ
  2. 日産『ティアナ』新型、HUAWEIの最新コックピット搭載で約310万円から…広州モーターショー2025
  3. トヨタ『スープラ』1000台以上をリコール…水が浸入して火災のおそれ
  4. トヨタの米国ミニバンが「エスティマ難民」の受け皿に? 新型発表で高まる「日本導入」への期待
  5. 550馬力のマッスルカー『チャージャー スキャットパック』、4ドアの米国受注開始…6万ドル以下で最強のセダンに
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る