マレーシアの最低賃金制度、来年1月から完全導入の方針

エマージング・マーケット 東南アジア

政府は雇用者の要請を受けて一部で猶予を認めていた最低賃金制度について、来年1月1日付けで完全導入する方針だ。

リチャード・リオット人的資源相が明らかにした。同制度は今年1月1日に導入されたが、外国人への適用など一部企業からの反対を受けて完全には導入されていなかった。

年末までの導入延期が認められているのは従業員6人以上の400社あまりのホテルや警備会社。また従業員1-5人の零細企業も猶予が認められている。現行の最低賃金は半島部で900リンギ、サバ・サラワク州、及びラブアンで800リンギで、2年毎に見直されることになっている。

イスマイル・アブ・ムッタリブ副人的資源相は、最低賃金制度の完全導入は先進国入りの目標達成にも繋がるとコメント。2020年までにマレーシアの労働者が先進国レベルの賃金を受け取ることができるようにしたいと述べた。

千田真理子

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  3. “プチカスタム”でサマードライブの楽しさをブーストアップ![特選カーアクセサリー名鑑]
  4. メルセデスベンツ車だけに特化!走りを静かにする「調音施工」認定店が埼玉県三郷市にオープン
  5. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
  6. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
  7. 「盤石シャシー」に「戦甲車体」採用、ワイルドすぎるオフロードSUVが1時間で9700台受注の人気に
  8. 新型ドゥカティ『パニガーレV2S』日本上陸に「スイングアームアームすげー」「日本じゃ全力は使えない」など驚きの声
  9. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
  10. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る