マレーシアの最低賃金制度、来年1月から完全導入の方針

エマージング・マーケット 東南アジア

政府は雇用者の要請を受けて一部で猶予を認めていた最低賃金制度について、来年1月1日付けで完全導入する方針だ。

リチャード・リオット人的資源相が明らかにした。同制度は今年1月1日に導入されたが、外国人への適用など一部企業からの反対を受けて完全には導入されていなかった。

年末までの導入延期が認められているのは従業員6人以上の400社あまりのホテルや警備会社。また従業員1-5人の零細企業も猶予が認められている。現行の最低賃金は半島部で900リンギ、サバ・サラワク州、及びラブアンで800リンギで、2年毎に見直されることになっている。

イスマイル・アブ・ムッタリブ副人的資源相は、最低賃金制度の完全導入は先進国入りの目標達成にも繋がるとコメント。2020年までにマレーシアの労働者が先進国レベルの賃金を受け取ることができるようにしたいと述べた。

千田真理子

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  2. インフィニティは最上位SUV『QX80』にGT-Rエンジン移植、1000馬力超「R-Spec」発表へ…SEMA 2025
  3. トヨタ『ランクル60』に最新V6ツインターボ移植、「ターボトレイルクルーザー」発表へ…SEMA 2025
  4. 三菱自動車、国内販売は5期連続増 2025年4~9月期実績
  5. ホンダ『シビック タイプR』がラリーカーに、競技参戦を想定…SEMA 2025
  6. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  7. ヤマハ『R7』が全面進化! 電子制御、シャシー刷新で示す「ミドルスーパースポーツの新たな可能性」
  8. MASERATI 111th “永続する美と走り”をいま、あなたの週末へ。PR
  9. V3エンジンを電子加給! ホンダ『V3R 900 E-コンプレッサー』をEICMAで初公開、量産に向け開発中
  10. BYDの軽EV『ラッコ』をどう売っていくのか? 日本専用開発のねらいを東福寺社長に聞いた
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る