クアラルンプール(KL)市内にあるカイリー・ジャマルディン青年スポーツ相の自宅に6月29日午後、4人組の強盗が押し入る事件があった。
住宅街を狙った集団による強盗事件はあとを絶たないが、現職閣僚も被害に遭ったことで改めて凶悪犯罪が深刻化している問題が浮き彫りとなっている。
カイリー氏の自宅はブキ・ダマンサラにある一戸建てで、事件当時、夫妻は母親と共にブキ・ジャリルで行われたサッカー試合を観戦に行っていたため不在で、家政婦が一人留守番をしていた。強盗グループは午後5時半ごろ、外壁を乗り越えて敷地内に侵入。正面玄関から押し入り、家政婦を脅して時計やノートパソコンなどを奪ってわずか10分ほどで逃走した。家政婦にはケガはなかった。逃げた強盗グループは、まだ捕まっていない。
カイリー氏は自身のフェイスブックに、「負傷者がいなかったのが幸いだった」とした上で、「強盗事件が多いというのは単なる印象ではなく現実のことだ」と述べた。