物品税カットは自動車価格低下には繋がらない…マレーシア副通産相

エマージング・マーケット 東南アジア
マレーシア クアラルンプール
マレーシア クアラルンプール 全 1 枚 拡大写真

マレーシアのハミム・サムリ副通産相は、与党連合・国民戦線(BN)が選挙公約に掲げた自動車価格の引き下げについて、物品税の引き下げが価格の引き下げを保証するわけではないとの見解を示した。

同副相は2日の下院議会答弁で、今すぐに自動車の物品税を引き下げる予定はないと言明。自動車産業にマイナス影響を及ぼす可能性があるためと説明した。また自動車メーカーが市場需要や生産コスト、生産方法や生産国などの要素を考慮して販売価格を決めているため、物品税の引き下げがただちに自動車価格の引き下げに繋がるわけではないと指摘。自動車メーカーが新モデルの投入や国内生産への切り替え、プロモーション実施などを通じて価格を下げるアプローチをとることができるとした。

また同副相は、物品税が毎年70億リンギの歳入を国庫にもたらしていると強調。その上で、長期的な観点から物品税を段階的に引き下げる可能性もあると述べた。

現在、自動車の物品税の税率は65-120%となっており、国産パーツを使用した場合は税率が低くなっている。

千田真理子

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 次期『コペン』はFR駆動に、ダイハツ「K-OPEN」初公開…ジャパンモビリティショー2025
  2. 日産『エルグランド』新型、第3世代e-POWERで威風堂々のプレミアムミニバンに…ジャパンモビリティショー2025
  3. 「日本カー・オブ・ザ・イヤー」10ベストカーが10月30日発表へ、ノミネート車35台をチェック!
  4. バイク好き社長、設楽元文氏が語った「真剣に遊ぶ」ということ…「熱烈なヤマハファン」がつくる“新しいヤマハ発動機”とは【特別対談】
  5. 中国BYDが日本の軽自動車市場に挑む、軽EVトールワゴン『RACCO』世界初公開…ジャパンモビリティショー2025
  6. トヨタ佐藤社長「あなた目掛けて、車を作る」…ジャパンモビリティショー2025
  7. 「無限仕様カッコいいやん」ホンダ『ヴェゼルRS』無限パーツ登場、SNSではデザインと価格に注目
  8. 免許不要で歩道走行可能な新型4輪モビリティ、全幅59cmの「CURIO Q1」初公開へ…ジャパンモビリティショー2025
  9. クルマ好きも唸るイベント満載!さらに進化した「ジャパンモビリティショー2025」の見どころとは?PR
  10. トヨタ『カムリ』新型に「GT-Sコンセプト」、スポーツセダンの新境地を提示…SEMA 2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る