韓国のヒュンダイモーター(現代自動車。以下、ヒュンダイ)は7月1日、6月の世界新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は40万4368台。前年同月比は8.2%増と、10か月連続で前年実績を上回った。
海外では6月、34万8820台を販売。前年同月比は11.1%増と、3か月連続の2桁増と伸びた。その内訳は、海外生産分が21.8%増の23万9700台と、引き続き好調。輸出分は10万9120台にとどまり、前年同月比は6.9%減と、5か月連続で前年実績を下回る。
海外では、米国での新車販売が回復傾向を示す。6月は過去最高の6万5007台を売り上げ、前年同月比は1.9%増と、3か月連続で前年実績を上回った。
小型車の『エラントラ』が、5ドアハッチバックの『エラントラGT』と2ドアクーペ投入の効果もあり、2万2163台を販売。前年同月比は25.5%増と、12か月連続で増加した。新型を発売したSUVの『サンタフェ』シリーズも、前年同月比14.2%増の7656台と、10か月連続のプラス。一方、主力中型セダンの『ソナタ』は、7.1%減の1万9454台と、6か月連続の前年割れ。
また、地元韓国の新車販売は減少傾向。6月の韓国新車販売は5万5548台で、前年同月比は7%減と、2か月連続で前年実績を下回った。新型サンタフェ効果により、これまで好調だったSUVは、0.1%減の1万3515台と、14か月連ぶりに前年実績を割り込む。
また、バスやトラックを含む商用車も、前年同月比5.6%減の1万3570台と、2か月ぶりのマイナス。乗用車も10.5%減の2万8463台と、7か月連続で前年実績を下回っている。