マレーシアTPPオープンデーで意見交換、反対意見続出…米国に不信感、不透明さに懸念

エマージング・マーケット 東南アジア

8月1日に環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)に関する意見を募るオープンデーが開催されたが、大企業からは賛成の意見が出たようだが反対を表明する声の方が多く上がった。

オープンデーはマレーシア通産省がTPPに関する国民の意見を募るため開催したもので、約1000人が参加した。多くの参加者は、米国が参加国の経済を支配しようとしているとの不信感を持っていることが明らかになった。またTPP発効後の失業者の増加、中小企業(SME)への影響、市場競争の激化に懸念を示す声も多く出た。

あるTPP参加反対を訴える団体は、国連開発計画(UNDP)がマレーシアの交渉参加を前に経済効果の分析調査を行ったが、まだ発表されていないと指摘した。詳細が明らかになるまで協議を中止すべきとの見解を示した。

ムスタパ・モハメド通産相は、反対の意見や懸念を尊重するとコメント。集めた意見は閣議に提出すると述べた。TPPの認知を広めるための活動を今後も行うとコメントした。

広瀬やよい

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 「日本カー・オブ・ザ・イヤー」10ベストカーが10月30日発表へ、ノミネート車35台をチェック!
  2. 免許不要で歩道走行可能な新型4輪モビリティ、全幅59cmの「CURIO Q1」初公開へ…ジャパンモビリティショー2025
  3. 米トヨタ、新世代オーディオマルチメディアシステム発表…『RAV4』新型から搭載へ
  4. トヨタ『カムリ』新型に「GT-Sコンセプト」、スポーツセダンの新境地を提示…SEMA 2025
  5. 【スズキ クロスビー 改良新型】「革の表現」にもこだわりあり、「チルタイムを満喫できる」インテリアとは
  6. マツダの新型EVセダン『6e』、衝突安全テストで最高評価の5つ星…ユーロNCAP
  7. 初心者必見! ブレーキ強化で失敗しないための「キャリパー比較」入門~カスタムHOW TO~
  8. BYD、「イオンとの販売提携」に関する報道に声明、「イオン内に30拠点」の事実はないと否定
  9. 注目のスーパースポーツ!KTM『990 RC R』発表に「羽根付きかっちょええ~」「これぞKTM」と興奮の声!
  10. トヨタ『RAV4』新型、パワーと燃費向上の第5世代ハイブリッド搭載…12月米国発売へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る