三菱重工、タイ南部の発電所受注

エマージング・マーケット 東南アジア

【タイ】三菱重工業は20日、タイ南部ナコンシータマラート県カノム郡の火力発電所建設をフルターンキー契約で受注したと発表した。

 出力97万7000キロワットのガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)発電所で、燃料は天然ガス、軽油。2016年6月に運転を開始し、タイ発電公社(EGAT)に電力を供給する。

 ガスタービン、蒸気タービンなどは三菱重工、発電機は三菱電機が手がけ、土建・据付工事はタイの建設会社シノタイ・エンジニアリング・アンド・コンストラクションが担当する。取扱商社は三菱商事。三菱重工は運転開始後のメンテナンスも担当する。

 発注者はタイの電力会社エレクトリシティ・ジェネレーティング(EGCO)の全額出資子会社カノム・エレクトリシティ・ジェネレーティング。EGCOは1992年にEGATから分離し、1995年にタイ証券取引所に上場した。現在もEGATが約25%出資している。2011年から、東京電力と三菱商事が合弁会社を通じてEGCO株の約24%を保有し、同社に取締役4人を派遣している。

 GTCC発電はガスタービンでの発電に加え、高温の排ガスを利用して蒸気タービンでも発電ができる高効率発電システム。

《newsclip》

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