マレーシア首都圏MRT1号線、来年半ばまでに全工程発注…現時点の進捗状況は24%

エマージング・マーケット 東南アジア

首都圏クランバレーにおける大量高速輸送(MRT)システムの推進母体、財務省傘下のMRTコープは、MRT1号線(スンガイブロー-カジャン間)の残りの工事パッケージを来年半ばまでに発注する。「ニュー・ストレーツ・タイムズ」が報じた。

アズハル・アブドル・ハミド最高経営責任者(CEO)によると、残りのパッケージは▽立体駐車場の建設▽発光ダイオード(LED)ライト及び標識の設置▽事務所用の家具の導入▽地下駅のエレベーター及びエスカレーターの建設--など。工事の契約は質や安全性を確保するため入札価格が低い業者ではなく、最も適任と思われる業者に発注する方針だ。

スンガイブロー・カジャン線の建設コストについて、アズハルCEOは当初予定の230億リンギ以内となると明らかにした。コンサルタントなどの手数料や設計変更などのコストを合わせると300億リンギ以内となると見込んでいる。

MRTコープは6月までに210億リンギ規模となる85の工事パッケージを発注した。第1号線の工事を取得した企業は、▽サンウェイ▽ガダン・ホールディングス▽ムダジャヤ・コープ▽IJMコープ▽アハマドザキ・リソーシズ--など。現在工事の進捗状況は24%となっている。2017年7月の完成が見込まれている。

広瀬やよい

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
  2. ヴェゼルの正解ホイールはこれだ!RAYS『HOMURA & RSS』の最新“純正適合ホイール”を一気見PR
  3. レクサス『LS』現行型、最終モデル「ヘリテージエディション」米国発表…250台限定
  4. 新車でも中古車でもない“第3の選択肢” ガリバー発の新ブランド「リメイクカーズ」誕生
  5. メルセデス・マイバッハ『Sクラス』に「V12エディション」、100年続くV12エンジンの伝統に敬意…世界限定50台
  6. 三菱自動車、次世代技術搭載のコンセプトカー発表へ…ジャパンモビリティショー2025
  7. トヨタ『GRカローラ』に2026年型、米国は2グレード展開で今秋発売へ
  8. いすゞとUDトラックス、コンセプトカー「VCCC」など世界初公開へ…ジャパンモビリティショー2025
  9. レクサス『RZ』、ジェイテクトの「Libuddy」搭載ステア・バイ・ワイヤ採用
  10. トヨタ『ヤリスクロス』と『カローラクロス』の約10万台にリコール…パノラミックビューで映像が確認できない
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る