スウェーデンの高級車メーカー、ボルボカーズは8月23日、中国国内2工場の建設計画に関して、中国政府から承認を得たと発表した。
中国の浙江吉利控股集団(以下、吉利)は2010年、フォードモーターからボルボカーズを買収。吉利傘下となったボルボカーズは、中国での販売増を目指して、現地工場建設計画を進めてきた。
今回、中国政府が承認したのは、黒竜江省 大慶市と、河北省 張家口市の2工場の建設計画。大慶工場は2013年後半のパイロット生産開始に向けて、従業員の訓練に取り組む。同工場は2014年、フル生産体制に入る予定。
張家口工場は、エンジン組み立て工場。今秋には操業を開始する予定で、ボルボカーズの四川省 成都工場にエンジンを供給する。成都工場は年内に、本格的な量産を開始する見込み。
なお、大慶と張家口の2工場は、ボルボカーズが30%、吉利が70%を出資する合弁工場となる。