【スズキ キャリイ 新型 発表】ユーザー調査から新たに商品開発

自動車 ニューモデル 新型車
スズキ・キャリイ
スズキ・キャリイ 全 6 枚 拡大写真
1961年の誕生以来、使いやすく働き者という一貫したコンセプトで作り続けられたスズキ『キャリイ』がフルモデルチェンジした。

代表取締役副社長四輪技術本部長の本田治氏は、キャリイ購入者業種形態を調査した結果、「半数以上を占めているのは農林水産業に従事している方で、残りの半分については様々ですが、日常の身近なところで利用されていました」と述べる。

そこで新型キャリイの開発にあたり、設計、企画スタッフが実際のユーザーのもとへ行き、実態調査を行ったところ、新たな発見が多くあったという。その一例として、本田氏は「運転席に乗り降りする様子が一様ではなかったのです」。また、購入重視点も価格以外に様々な性能を高いレベルで求めていることが分かったという。

そこで新型キャリイは広いキャビンと広い荷台を確保しながら、大きなドア開口部を採用。「作業時に多く履く長靴等でも、スムーズに足運びができるドア開口の形状にしました。さらに、田んぼや畑の畦道、街の商店街でも小回りが利く(最小回転半径3.6m)ので大変便利です」とユーザー視点での商品開発を行ったことを語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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