レクサスは9月10日、ドイツで開幕したフランクフルトモーターショー13において、コンセプトカーの『LF-NX』を初公開した。
LF-NXは、次世代のレクサスの顧客に向けて、コンパクトSUVを提案したコンセプトカー。外観は、SUV特有の力強さを表現しながら、エモーショナルな走りを予感させるフォルムを追求。スピンドルグリルや、ヘッドランプから独立させたL字型のクリアランスランプなど、レクサス独自のデザイン要素を導入している。
ボディサイズは全長4640×全幅1870×全高1630mm、ホイールベース2700mm。レクサス『RX』(全長4770×全幅1885×全高1690mm、ホイールベース2740mm)と比較すると、LF-NXは130mm短く、15mm幅狭く、60mm低い。ホイールベースは40mm短い。
インテリアは、金属製フレームの骨格に革を組み合わせた仕上げ。タッチパネル上で指を上下左右に動かすことで、文字入力などを行うフリック操作を可能にしたタッチパッド型の新型リモートタッチを採用する。
パワートレーンには、レクサス・ハイブリッド・ドライブを搭載。2.5リットル直列4気筒ガソリンエンジンにモーターを組み合わせたシステムという説明から、新型『IS』の「IS300h」用と基本的に同じシステムと推測できる。駆動方式はFFと4WDの2種類を設定。
フランクフルトモーターショー13のプレスカンファレンスにおいて、レクサスヨーロッパのPaul Van der Burghディレクターは、「レクサスは将来、SUVのラインナップを拡大する。LF-NXは、RXの下に位置するSUVを示唆したコンセプトカー」と述べている。