ジョホール&マラッカ近海、最も海賊の多い海上輸送路に

エマージング・マーケット 東南アジア

インドネシア海域における海賊事件が後を絶たず、ジョホール及びマラッカ近海が、世界で最も海賊の多い海上輸送路となっている。これまで最も危険だとされていたソマリア沖における発生件数を超えた。

国際海事機関(IMB)によると、上半期に報告された海賊事件は138件。インドネシアは▽タンジュン・プリオク▽ドマイ▽ベラワン▽タボネオ▽ムアラ・ジャワ--が、海賊の温床となっており、年初6カ月の海賊事件は48件に上った。ナイジェリアが22件と2番目に多く、ソマリアは4件にとどまった。シンガポール海峡は4件、マレーシアは4件で、マラッカ海峡公海上は1件だった。

世界的な海賊事件数は減少しているものの、インドネシアでは増加傾向にあるという。インドネシアでは、島や河口がマングローブなどで覆われており、犯罪の起きやすい環境となっている。

マレーシア海事執行局(MMEA)によると、海賊被害に遭っているのは主に商船で、乗組員の現金、携帯電話、ノート型パソコンなどが狙われている。MMEAは、インドネシアやフィリピンの湾岸警備機関とともに協力を強化し、犯罪を撲滅する方針だ。

広瀬やよい

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