米国の自動車最大手、GMのGMCブランドは9月12日、新型『ユーコン』と『ユーコンXL』を発表した。
両車は、同日デビューを飾った新型シボレー『タホ』と『サバーバン』のGMC版。タホ/サバーバンとは異なる専用フロントマスクを持つフルサイズSUVで、ユーコンが標準ボディ、ユーコンXLがロングボディとなる。
GMCのフルサイズSUVの販売は好調。2013年1-8月の米国販売は、ユーコン/ユーコンXL合わせて、前年同期比24%増と伸びている。
新型は、フルサイズSUVに求められる機能性を追求。2列目シートの足元の空間は、先代比でおよそ50mm広がった。2列目と3列目シートは、簡単な操作で格納でき、荷物スペースを拡大。パワーホールド機能もオプション設定された。
パワートレインは、2013年1月のデトロイトモーターショーで発表されたフルサイズピックアップトラック、新型GMC『シエラ』と共通。「エコテック3」と呼ばれる直噴5.3リットルV型8気筒ガソリンエンジンは、低負荷走行時に、一部シリンダーを止める気筒休止システムを採用。GMCは、「セグメントで最も燃費のいいV8エンジン」と自信を見せる。
新型は2014年第1四半期(1-3月)、米国市場へ投入される予定。GMCブランドのトニー・ディサール副社長は、「我々はユーコン/ユーコンXLの強固な伝統を基盤に、セグメントトップの洗練された新型を開発した」とコメントしている。