デルタ航空とヴァージンアトランティック航空の北米~英国線…米国運輸省が独占禁止法の適用除外に認定

航空 企業動向

デルタ航空は、ヴァージンアトランティック航空と、北米~英国を結ぶ路線に関して、米国運輸省が独占禁止法の適用除外(ATI)を認めたと発表した。

デルタ航空では、米国運輸省の決定は、両社の提携による利用者利益を確認するものであり、両社が協力体制を深化させ、米英双方の旅行者に向けてより多くのフライトの選択肢を提供するとしている。特にニューヨークからロンドンへのビジネス渡航客への選択肢を増やすことになる。

デルタ航空のエドワード・バスティアン社長は「両社が自由に協力することにより、ニューヨークとロンドンを結ぶ路線に必要とされていた高い競争環境が生まれ、新たな時代に突入することになる」としている。

デルタ航空とヴァージン アトランティック航空は米国運輸省へのATI申請に際し、ロンドンのヒースロー国際空港で60%近い発着枠がブリティッシュ・エアウェイズと、その共同事業パートナーによって使用されていることを指摘した。ビジネス需要の強いニューヨーク~ロンドン路線を含む北米~英国間の航空旅行市場が、一部の陣営が支配していると強調。ヴァージンアトランティック航空が保有するヒースロー空港の発着枠と、デルタ航空の広範な米国路線が結びつくことで、両社の共同事業は、北米と英国間市場の競争を促進し、大西洋の両側にいる利用者の利益を創出するとしている。

両社は、ビジネス渡航での利便性向上を念頭に置いた新フライトスケジュールを発表した。2014年3月30日から、ニューヨークのジョン・F・ケネディ(JFK)国際空港とロンドンのヒースロー国際空港を結ぶ直行便を1日7便、利便性の高い時間帯に運航する。

ニューヨーク発のフライトは、ニーズの高い夕方の時間帯に30分間隔で運航したのち、夜22時30分までは1時間間隔で運航する。ロンドン発のフライトは、夕方2本、夜1本を含め、朝9時台から20時台までに7便を運航する。また、JFK空港のほか、ニューアーク・リバティー国際空港からもヒースロー国際空港への直行便を1日2便運航し、ニューヨークとロンドン間市場を結ぶ直行便を、合計1日9便運航する。

《レスポンス編集部》

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