マレーシア会計検査院報告、8省庁&政府機関が調査対象に

エマージング・マーケット 東南アジア

会計検査院(PAC)は、2012年度会計検査院報告に基づき、8の中央省庁および政府機関に対して会計の矛盾点や不正疑惑について調査を行うと明らかにした。ニュー・ストレーツ・タイムズが報じた。

8の省庁・政府機関は▽青年・スポーツ省▽運輸省▽住宅地方自治省▽教育省▽内務省▽内国歳入庁▽税関▽1マレーシア・デベロップメント(1MDB)。

青年・スポーツ省に対しては、韓国人歌手のコンサートへの支払いが、スポンサーから支払われるはずが同省から支払われている件について説明を求める。

運輸省に対しては、クアラルンプール新国際空港(KLIA)格安航空専用ターミナル「KLIA2」のコスト超過問題やコタキナバル国際空港におけるずさん工事に関する調査が行われる。

住宅地方自治省に対しては、焼却炉4基が建設されたにも関わらず、専門家不足を利用に稼動していないため、1億9900万リンギのロスが出ている件について調査が行われる。また、内国歳入庁と税関に対しては収税方法について問題点がいくつかあるとして、聞き取り調査を実施する。

教育省に対しては学校における標準以下の警備に対して20億リンギが支出された件について調査を実施する。内務省に対しては、銃器を含めた133万リンギ相当の備品紛失について説明を求める。

1MDBに対しては資金の管理について調査を行う。

千田真理子

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. トヨタ『ライズ』がカラフルに変身!? フルーツがテーマ『ハバナ フルーティーポップ』、キャルズモーターが発売
  2. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  3. 三菱『エクリプス クロス』新型、航続600kmのEVに…ルノーからOEM供給へ
  4. V4エンジン搭載の新型ヤマハ『YZR-M1』登場に、SNSでは「ビリビリくるぜ!」「男の子はこういうの好きだよねー」など反響
  5. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  6. ホンダ『ヴェゼル』、新グレード「RS」先行予約開始…10月発売へ
  7. メルセデスベンツ、3年間で40車種以上投入へ…次期『Cクラス』は2026年春生産開始
  8. 三菱の軽ハイトワゴン『eKスペース』新型、10月29日発売へ…174万9000円から
  9. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
  10. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る