JR西日本、富山の社会実験臨時駅を常設化…婦中鵜坂駅

鉄道 企業動向
婦中鵜坂駅の位置。高山本線速星~西富山間のほぼ中間に位置する。
婦中鵜坂駅の位置。高山本線速星~西富山間のほぼ中間に位置する。 全 1 枚 拡大写真

JR西日本は11月1日、現在は臨時駅の扱いとなっている高山本線の婦中鵜坂駅(富山市)について、常設駅に変更するための事業基本計画変更認可を北陸信越運輸局長に申請したと発表した。2014年春の常設化を予定。駅設備や駅名の変更は行わない。

婦中鵜坂駅は、富山市が2006年10月から開始した「JR高山本線活性化社会実験」の一環として整備された。この実験では、2006年10月から2008年3月までを第1期とし、列車の増発などを実施。2008年3月からは第2期に移行し、速星~西富山間に実験期間中の臨時駅として婦中鵜坂駅が設置された。社会実験は2011年3月に終了して活性化事業に移行しており、婦中鵜坂駅も臨時駅扱いのまま営業を継続している。

富山市の資料によると、高山本線は2000年度の普通列車運行本数が1日46本で、1日あたり2877人が利用していたが、2002年度以降は運行本数が36本に減り、乗車人数も2005年度には2440人まで落ち込んだ。一方、社会実験が始まった2006年度以降は運行本数が最大60本まで増加。2010年度の乗車人員は2770人で、2000年度の水準に近づいている。

《草町義和》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 日産 リーフ 新型を発表、第3世代は航続600km超のクロスオーバーEV
  3. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  4. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
  5. 日産 リーフ 新型の価格を予想する!…ベースは400万円台前半か
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る