反ライナス団体、日本大使に出資中止を申し入れへ

エマージング・マーケット 東南アジア

豪ライナス・コープがパハン州クアンタンで操業を開始したレアアース(希土類)製錬施設に反対する非政府組織(NGO)は、3億2,500万米ドル(10.4億リンギ)に上る日本企業からの出資を止めるよう近く在マレーシア日本大使館に申し入れる方針だ。

ウォン・タック議長は12日に開催した記者会見の中で、電話や電子メールで日本大使館の中村滋 大使に面会を求めたが約束をとりつけることが出来なかったため、16日にも直接出向くことにしたとコメント。ヒンプナン・ヒジャウが抱いているライナス施設への懸念について中村大使に理解して貰いたいと述べ、ライナスの違法な操業を直ちに中止させたいと強調した。

その上で1980年代にペラ州ブキ・メラで行われていた日本企業が関わった多国籍企業によるレアアース事業で公害が引き起こされたことに言及し、日本企業が再び同じ轍を踏もうとしていると批判した。同プラントは1992年に閉鎖に追い込まれた。
(マレーシアン・インサイダー、11月12日)

伊藤 祐介

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  2. 三菱『エクリプス クロス』新型、航続600kmのEVに…ルノーからOEM供給へ
  3. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  4. 空冷ポルシェで1台2億円!? マニア垂涎『シンガー911 DLS』とは
  5. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
  6. 「みんなガソリン車が欲しいんだよ…」フィアットの新コンパクト『グランデパンダ』、6速MT登場に日本のファンも反応
  7. メルセデスベンツ、3年間で40車種以上投入へ…次期『Cクラス』は2026年春生産開始
  8. メルセデスベンツ『Cクラス』次期型を予告、光る大型グリル採用…初のEVも設定へ
  9. 顔が激変! BMWの最小SUV『X1』改良新型、ノイエクラッセ導入へ…プロトタイプを初スクープ
  10. 「妄想が現実になった」トヨタがAE86のエンジン部品を発売へ…「復刻だけじゃない」その内容に驚きの声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る