【東京モーターショー13】ルノー・ジャポン、コンセプトカーのデジールは“恋に落ちる”

自動車 ニューモデル 新型車
ルノー・デジールとルノー本社デザイン担当常務(SVP)のローレンス・ヴァン・デン・アッカー氏(東京モーターショー13)
ルノー・デジールとルノー本社デザイン担当常務(SVP)のローレンス・ヴァン・デン・アッカー氏(東京モーターショー13) 全 22 枚 拡大写真

ルノー・ジャポンは、東京モーターショー13に、コンセプトカー『デジール』をはじめ、来年早々に発売される『キャプチャー』や、新型『ルーテシア』などを出展した。

ルノー本社デザイン担当常務(SVP)のローレンス・ヴァン・デン・アッカー氏は、ルノーについて、「人間を中心において作ったブランドだ」という。

「ルノーは“voitures a vivre(ヴォワチュール ア ヴィーヴル)”というキャッチコピーを持っている。これは、生活のためのクルマという意味だが、非常に魅力的で頼れるだけではなく、運転する楽しみを提供したいと考えている。これが我々の新しいシグネチャーだ」と話す。

ルノーは現在、新しいデザイン戦略サイクルオブライフを進めており、これは、「皆さんの人生のそれぞれのステージにおけるクルマの選び方に関わってくるものだ」とし、「ルノーブランドが体現する生涯とのつながりというのは、恋に落ちて、冒険に出て、家族となり、働き、遊び、やがて死に至るという人の生涯にわたるものだ」と述べる。

今回のモーターショーに出展されたデジールは、このデザイン戦略の第1弾で、“恋に落ちる”がテーマだ。「我々のブランドに恋に落ちてもらい、また、ユーザーと恋に落ちる。それが、デジールが体現したものだ」とコメント。

ボディカラーは、「情熱的な赤で、これは愛を表現している。愛する2人が乗るためのクルマで、エクステリアは官能的でセクシー、流線型で豊かなデザイン面を持ち、誘惑をもたらすエクステリアとなっている」とヴァン・デン・アッカー氏。

インテリアは、「まるで雲の中に座っているようで、恋に落ちた気分でうきうきした気分を表現。天国にいるような気分になるクルマだ」とした。

ルーテシアはこのデジールのデザインモチーフを取り入れられており、「コンセプトカーと同じデザインチームが、量産車の開発に携わった。その結果、コンセプトカーの精神の多くが量産車で体現されているのだ」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  2. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
  3. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  4. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  5. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る